ニュースリリース

ニュースリリース:2010年9月7日

業界トップクラス※1の残量検出精度を低消費電力・低コストで実現
高精度「電池残量計測IC」の開発

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製品名 電池残量計測IC
品番 LC709201F
サンプル出荷 2010年9月より
サンプル価格 150円
生産計画 100万個/月

 三洋半導体株式会社は、携帯機器などに使用される1直リチウムイオン電池の残量を高い精度で検出する、電池残量計測IC「LC709201F」を開発いたしました。センス抵抗レスの電池残量計測ICにおいて、業界トップクラスの精度±3%を実現しています。2010年9月よりサンプル出荷を開始します。
 電池残量検出には一般的に、高精度であるが外付け抵抗が必要で高コストな"センス抵抗方式"と、低コストであるが精度が低い(一般的に±10%程度)"センス抵抗レス方式"が用いられますが、両方の利点を取り入れた"高精度で低コスト"を両立するICが求められていました。
 本製品は、電池温度や電池電圧の測定値に独自の補正技術を施すことで、残量誤差を低く抑えました。また、電流未検出時の消費電力は15µAで、他社同等クラスの製品に比べ約1/4に低減しています。低消費電力で、電池の持ち時間への影響を極めて少なく出来ます。

特長

  1. 業界トップクラス※1の電池残量検出精度±3%※2の実現により、精度の高い残り動作時間の推測が可能
  2. 電流未検出時、業界トップクラスの超低消費電力"15µA"を実現
  3. 電流検出用の高価な外付け抵抗が不要のため、セットのコストダウンと基板面積削減が可能

※1 センス抵抗レスタイプの電池残量計測ICにおいて。2010年9月7日現在
※2 電池温度50℃ ~ -10℃、100%→0%放電にて残量誤差を測定

I. 概要

 電池駆動の携帯機器において、電池残量を正確に把握し最適な充電タイミングを計ることは、機器の安定動作やユーザーの使い勝手の向上のために重要なポイントです。しかしながら、正確性を追求するためにはコストアップが課題となるため、中~低価格帯を含めたすべての携帯機器で高精度な残量検出を行うことは難しい状況でした。

 このほど当社が開発した電池残量計測IC「LC709201F」は、±3%という業界トップクラスの残量計測精度を実現することで残量を正確に予測し、充電のタイミングを容易に掴むことができます。一般的な電池残量の求め方は、外付けの抵抗(センス抵抗)に流れる電流と電池電圧を基準にして残り時間を算出しています。本製品は、外付け抵抗は使用せずに、電池の温度、電池電圧、個々の電池の特性を基に、独自の補正技術を用いて残り容量を算出しています。この補正により、一般的に残量誤差が大きくなる低温時における残量精度も向上させました。さらに、動作中の携帯機器の電流測定値を機器本体へ返すことで、残り動作時間を算出することも可能です。

 本製品は、スマートフォン、携帯電話、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、MP3プレーヤー、ポータブルDVDプレーヤーなど1直のリチウムイオン電池を使用し残量表示を必要とする全ての携帯機器、及び、本体に電池パックが内蔵されている機器などの電池残量表示に最適な製品となっています。より高精度な残量表示を低コストで実現し、機器の使い勝手を向上させます。

電池残量計測IC搭載

II. 特長

  1. 業界トップクラス※1の電池残量検出精度±3%※2の実現により、精度の高い残り動作時間の推測が可能

     電池の電圧と温度の測定値と電池の特性データを基に、独自技術にて補正を加えることで、低温下でも±3%の残量誤差精度を実現しています。機器本体からの情報(配線)は不要な為、シンプルな回路構成で高精度な電池残量予測システムが実現出来ます。更に動作中の機器の放電電流値と電池残量から残り時間を知ることで、不意の電池切れを防止し、電池残量を見ながら効率よく機器を動作させることが可能です。
  2. 図1 温度別 放電動作特性

    図2 負荷別 放電動作特性

  3. 電流未検出時、業界トップクラスの超低消費電力"15µA"を実現

     当社の独自技術により消費電力を業界トップクラスの"15µA"を実現しています。他社同等クラスの製品に比べ約1/4の消費電力となっています。超低消費電力を実現することで、電池の持ち時間の延長や充電回数の削減が可能となり電池寿命の延命にも繋がります。
  4. 電流検出用の高価な外付け抵抗が不要のため、セットのコストダウンと基板面積削減が可能

     高価な電流検出用抵抗(センス抵抗)を使用せずに電池残量を算出するため、部品コストの削減が可能です。また、配線の引き回しや基板面積の縮小も可能となり、トータル的にセットのコストダウンに貢献いたします。

III. 仕様

機種名 LC709201F
動作電源電圧 2.25V ~ 5.5V
消費電流 15µA(電流未検出時)
動作温度範囲 -40℃ ~ 85℃
パッケージ MFP10S(225mil)、VCT16(2.6mm×2.6mm)

報道関係お問い合わせ先

三洋半導体株式会社 営業統括部
営業戦略部 担当:米山・内田
〒 370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田1-1-1
TEL 0276-61-8506

<ホームページURL>http://semicon.sanyo.com/jp/

<製品紹介ページURL>http://semicon.sanyo.com/jp/micon/index.php

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